| 海鳴り |
『ファイナンス』誌の若き編集者:水尾冴子の話。 老いさらばえた男との関わりのなかで、揺れ動く若い女心が描き出された作品である。 |
| 処女連祷 |
| R女子大の仲良しグループ7人の話。戦後、適齢期の男性が不足し、女性が余っていると言われた時代、ごく普通の恋愛、幸せな結婚を夢みる乙女たちの心の葛藤が描かれている。 |
| 美っつい庵主さん |
| 尼寺に若い男女の学生が飛び込んでくるという話。尼さんたちの日常が描き出されたユニークな作品。 |
| 閉店時間 |
| 東京デパートで働く、3人のデパートガールを中心にした青春小説。仕事の悩み、恋愛などを瑞々しい筆致で描いている。 |
| 若草の歌 |
| 東京の下町で蕎麦屋を経営する、金さん一家の娘二人を中心としたホームドラマ。 |
| 仮縫 |
| 日本にまだ高級洋裁店が一軒しかなかった頃の時代、その店で働く、清家隆子という若い女性の物語である。洋裁に情熱を燃やし、熱心に仕事に取り組む隆子の姿が描かれた、爽やかな作品である。 |
| 線と空間 |
| 都心の国際電話会社に勤務するオペレータの日常を描いた作品。 |
| 私は忘れない |
| 鹿児島からの4日に一度の連絡船しかない不便な離島「黒島」。スターへの夢を絶たれた門万里子が、この「忘れられた島」へ行き、二十日間ほどを過ごす話。 |
| ぶちいぬ |
| クロト(玄人)である舞踊家の梶川壽々京の女中である、シロト(素人)のキヨコの話。結婚適齢期を逃し、焦る女心の哀愁が描かれた作品。 |
| 脚光 |
| 若い平凡なOLが思いがけないことで女優になって行く話。瑞々しく爽やかな作品である。 |
| 針女 |
| 戦中・戦後を縫い子として生きる清子の話。同じ家で育った弘一と想いを寄せ合っていたが、それを知ったのは彼が出征して行った後のこと。清子の姿を通して、戦争の傷跡の深さを描き出した作品である。 |